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あとから後悔しない「遺品」の片付け方とは(前編)

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先日ある雑誌で読んだのですが気になる記事が掲載されていたので、紹介しながら感想を述べてみたいと思います。

3年がかりでようやく遺品を片付けた、60代の男性の母親の遺品整理についての話で、「整理するたびに母を想い出し、つらかった」遺品整理は心と身体に負担のかかる作業であり、「前向きな整理」のための心得と方法を探ってみた。

あとから後悔しない「遺品」の片づけとは(後編)

その遺品は本当に必要なものですか?

母親が亡くなり、四十九日が過ぎたころ60代の男性は、妻と共に地方の実家へと足を運んだ。

認知症の父親は前から実家近くの老人ホームに入っている。

ご兄弟はいるが、自分と同じように別の所にに持ち家を持っているため、実家には誰も住む予定がない。

そこで、いよいよ遺品整理を始めようと考え始めたのだ。

遺族男性が語る

「しかし、いざ始めようとなったら、何から手をつけていいのかわからなくなってしまいました。 捨てるものからゴミ袋に入れていこうと思ったんですが、食器や衣類を手にするたびに、『これはまだ使えるんじゃないか』『これは両親が大事にしていたな』といったふうにいちいち悩んでしまう。貴金属などの貴重品だけでもまとめておこうと思ったんですが、それもどこにあるかがわからない。」

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親の家を片付けなければならないが、気持ちの整理がつかず、またあまりの作業量に気が滅入り、手がつけられない。

そんな悩みを抱えている人は結構多いのではないのでしょうか。

家の中を見渡すと在りし日の親の姿が浮かぶし自分の幼少期の想い出がつまったものを捨てるのはやはりしのびない。

そこで焦ってはいけません。

「故人への思いが強くて踏ん切りがつかない状態だと、遺品整理はただつらくて悲しい作業になってしまいます。

遺品の整理とは、心の整理でもある。

遺品を片付けていくなかで、気持ちにも整理がついていくのが理想ですが、最初は途方にくれてしまう人が多いのが現実ですね。

ですから、私たち遺品整理業者はこうアドバイスをするようにしています。

家を片付けても、『想い出』や『想い出の品』は残すことができます。

ただ、何もかも取っておくわけにはいかない。

だからこそ、『大事なもの』を見極めることが重要なのです。

まずは「分ける」ことから始めましょう。

では、いざ膨大な遺品に直面したときに、何から始めればいいのか。

私たち遺品整理しは、まずは「分ける」ことから始めることをすすめる。

「遺品整理」とはすなわち、想い出に優先順位をつけることです。

その際に、明確な三つの基準を設けておくと、迷うことが減ります。

それは

  • ①『必要なもの』
  • ②『捨てるもの』
  • ③『保留』

その三つに分けて整理するといい。

遺品の片付けが進まないのは迷うから。

迷うと時間と体力をどんどん消耗してしまいます。

なので、少しでも迷ったら③の『保留』としてまとめておき、後で考えるのがコツなんです。

3つの基準を明確にするメリットは、判断を惑わす他の基準を排除できることです。

その最たるものが、「使えるかどうか」という基準。これを考えだすと、遺品の片付けは完全に停滞します。

極端な例ですが、使えるからといってハンガー一つすら捨てられなくなる人もいる。

たとえ使えても、ハンガーが『遺品』と呼べるでしょうか?

即座に②の『捨てるもの』のカテゴリーに入れるべきです。

そして、その判断基準によって整理を行おうとすれば、ほとんどのものは「不要」だと気付けるだろう。

遺品整理は「基本的に捨てる」という考え方で臨むものなのだと思います。

とはいえ、中にはどうしても判断に迷う遺品も出てくるものです。

その筆頭として多くの人が口を揃えるのが、衣類だ。一昨年に母親を亡くした方のケースでは。

「母が着物好きなのは知っていましたが、まさかあれほど出てくるとは……。

ものすごい数の衣服があり、中には縫い代がついたまま着ていないものもありました。

今年のお盆で親戚が集まったときに分けましたが、それでも数着くらい残った。

自分の家にはとてもじゃないが置き場所がありませんから、結局、実家にそのままにしてあります。

着物好きだった母の形見でもありますから、おいそれと売り払うわけにもいかなくて……」

依頼主さんの気持ちはわかります。

しかし、母の形見だからと言って、着物が何着も必要でしょうか?

そこで、こんな方法を取るのがいいと思います。

私たち遺品整理業者は、『2着だけ』と助言しています。

1着では少ないと感じる方が多いですし、それ以上取っておいて、もただ放置されるケースがほとんどですから、衣類は、状態が良ければ売ることもできますし、リサイクルに出すこともできます。

捨てるのではなく誰かがまた着てくれると思えば、整理がしやすいかもしれません。

衣類と並んで扱いが難しいのが、写真。

これも、想い出があるからといってすべて取っておくと、収拾がつかなくなります。

何十冊もアルバムとして保管しているお年寄りは多い。

捨てる捨てないを判断するにあたり、私がおすすめする選別法は、『あなたが見ても、写っているのが誰だかわかる写真』だけにするのはどうでしょう。

理想を言えば、アルバムごとにベストショットを選んで、1冊か2冊にまとめたいところですね。

最近では業者に依頼してスキャンしてもらい、データとして保管しておくという手もあるが、それだと結局は見返すことがないケースが多いので、選別したほうが『想い出』として残しやすいと思います。

写真同様、手紙についても、『差出人の顔が思い浮かぶもの』という基準で整理をするといいと思います。

写真や手紙を処分する際に、ゴミ袋に入れるのは抵抗があるという人は、お焚きあげを受け付けている神社に持っていくのがいいでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。

行き続き後編もご覧ください。

あとから後悔しない「遺品」の片づけとは(後編)

 

 

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